設計情報

投稿者: SPIRERSナレッジ向上チーム 2023年12月19日 (火)

MKupdate vol.27  「アプリの持続性、発展性 ver.2.27 アレンジ編」


MKupdate vol.27ではSPIRAL ver.2のロードマップについてと、SPIRALと連携できるワードプレス公式プラグイン「WP Member Login by SPIRAL」の解説をいたしました。

登壇者紹介

shibaya
SPIRAL ver.2エバンジェリストの芝谷です。
最近はセミナー登壇が増えていますので、機会があればぜひご参加ください。
ota
「WP Member Login by SPIRAL」のプロダクト責任者の太田です。
katsurashima
司会の桂嶋です。本日は宜しくお願いします。

今回のキーワード

katsurashima
今回のキーワードは「持続性、発展性」です。
今回のMkupdateは、いつもより視野を広げて当社で取り扱うプラットフォームの中から、SPIRAL ver.2についてと「WP Member Login by SPIRAL」を「持続性、発展性」のキーワードで深掘りをしていきたいと思います!

「持続性、発展性」については前回のMKupdate vol.26 「アプリの持続性、発展性 ver.2.27基本編」をご確認ください。

SPIRAL ver.2開発ロードマップの決まり方

shibaya
SPIRAL ver.2は直近ver.2.25-ver.2.27を「ノーコードで本格アプリ開発、ローコードで柔軟にカスタマイズ」というテーマでアップデートしてきました。
そんなSPIRAL ver.2ですが、アップデートがどのように決まっているのか、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
shibaya
SPIRAL ver.2の開発ロードマップは、開発の優先順位を以下の要素で検討して、開発工数と照らし合わせて調整を行っています。
開発の優先順位
1.新たな価値を考えるもの(大きい価値のある新機能)
2.ニーズが多い改善要望/クリティカルな不具合修正
3.プロダクトアウトの改善
shibaya
2番目の部分についてはユーザやパートナー、社内の声も取り入れて開発をしております。
いただいた声もとに、このような機能が提供されてきました。
ユーザーの声を元に実装された機能
・郵便番号住所自動補完 / ver.2.21
・テスト環境アクセス制限(ipアドレス/basic認証)/ ver.2.23
・フィールド値自動生成 / ver.2.26
shibaya
今後とも「これができると便利になる」「もっとこんな機能があれば提案しやすいのに…」と言った声をぜひお寄せいただければと思います!
katsurashima
こういった経緯を経てバージョンアップをしていっているんですね。
SPIRALに関するリクエストはお問い合わせフォームITreviewにご投稿ください!

WordPress公式プラグイン「WP Member Login by SPIRAL」

katsurashima
ここからは「WP Member Login by SPIRAL」について太田さんに教えていただきます!
ota
「WP Member Login by SPIRAL」とは、簡単にセキュアな会員サイトが作れる、スパイラルと連携するWordPress公式プラグインです。
例えば日経新聞オンラインのように、記事のチラ見せして、全文見るには会員登録してログインが必要になるようなサイトを作成することができます。
ota
こちらは当社の福岡支店の10周年記念サイトですが、これも今回ご紹介するプラグインで福岡支店メンバーが5日で作成したものです。
katsurashima
5日で作れるんですか!?すごいスピード感…
ちなみにどういった方に向いているプラグインなのでしょうか?
ota
エンジニアにはもちろんですが、実は業務担当にも向いているプラグインにもなっています。
エンジニアにとっては永遠のテーマ「いかにして生産性を高めるか」を実現できるプラグインです。
また実際にコンテンツを作成する業務担当の方々でも、簡単に扱うことができるようになっています。
WP Member Login by SPIRAL概要
ota
「WP Member Login by SPIRAL」はWebコンテンツの内容が会員属性で切り替わるセキュアな会員サイトが、安全に短期間で制作できるWordPress公式プラグインです。
特徴
ota
一番の特徴は、ログイン認証機能です。
プラグインを使えばスパイラルのデータベースに対して簡単かつ安全に認証をかけることができます。
そして、無料で利用できます。(※SPIRALアカウントの契約は別途必要となります。)

WP Member Login by SPIRALの詳細はこちら

katsurashima
WordPressは世界No.1シェアのCMSという反面、ターゲットにされやすく脆弱性の懸念から会員サイトでは利用できないと諦めるケースもあるかと思います。
SPIRALと組み合わせることでセキュアなデータベース環境と安全に認証することができ、WordPressでも会員サイトが実現可能なんですね!
ota
個人情報をSPIRALで管理することによって、万が一攻撃された時でも個人情報だけはなんとか守れるような状態になります。
しかし、WordPress側を攻撃された場合にページの改ざん等の恐れは残ります。
万全なセキュリティ対策にはスパイラルマネージドクラウドもセットでの利用を推奨いたします。

主な機能①会員マイページへ個別データ表示

ota
会員マイページへショートコードを使って個別データを表示することができます。
katsurashima
プラグインなので見えにくいですが、個人情報の取得や制御に結構APIのリクエスト数も多そうな気がしますね。
APIのリクエストを踏まえると、どれくらいの規模の会員サイトで利用できるのでしょうか?
ota
これはいかにショートコードを埋め込むかによっても変わるんですけども、ショートコードを埋め込めば埋め込むほどSPIRALに対してのAPIリクエストが発生いたします。
1つ工夫がありまして、WP Member Login by SPIRALはキャッシュ機能を持っています。
なので1回認証すれば再度APIが走るということはなくなります。
ota
ただし、プラグインは個人情報をワードプレス側に保存しないというポリシーで作っているため、個人情報を参照しているものについてはキャッシュがされません。
ですので個人情報を参照するページが多いとその分、どうしてもAPIが走ってしまいますけれども、記事の表示制御などのショートコードであればキャッシュされるためリクエスト数をかなり抑えることができます。
ota
大体SPIRALのAPIオプションで600回を使った場合、1ページあたり3APIくらいとすると、分間200PVぐらいのサイトであればおそらく運用できるんじゃないかなと思います。
APIリクエスト数についてはサポートサイトをご確認ください。

主な機能②ログインにより表示内容を切り替える

ota
ログインの有無や会員種別などログイン者の属性によって表示を制御することができます。
katsurashima
運用開始後に新しい表示の条件を加えたい…みたいな事には後から対応できたりするんでしょうか?
ota
例えば無料会員、有料会員の後にプレミアム会員ができたりとか、あとは有料会員の前に使用版お試し会員ができたりする場合で話します。
基本的には条件の変更はショートコードの書き換えをすれば可能です。
ですが過去の記事を一つ一つ書き換えすることは現実的ではないため、記事に含まれるショートコードを一括変換するプラグインを利用すると良いと思います。
参考:https://ja.wordpress.org/plugins/search-regex/#developers
その他便利なショートコードが多数
katsurashima
ショートコードはソース編集にも近い感じもするので、ソースに慣れていない運用担当者からすると少し難しい印象もありますが…その辺りはいかがでしょうか?
ota
ショートコードはドラッグ&ドロップで簡単に挿入することができますよ!

WP Member Login by SPIRALの詳細はこちら

まとめ

持続性ポイント
・WordPressのリリースバージョンに合わせた品質管理を実施
・WordPress環境はSPIRALマネージドクラウドを採用することで持続的なセキュア運用が可能
・運用開始後の表示条件の変更は別プラグイン等でショートコードを一括変換
・ドラック&ドロップで使えるショートコードで誰でも運用可能
発展性ポイント
・ログイン認証セッションを利用した様々なサイトで活用可能
・会員が増えても耐えられるキャッシュの仕組み

無料ダウンロード

プラグインDLはこちら
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-member-login-by-spiral/
サポートサイト
https://apl-support.pi-pe.co.jp/wpmls/
ota
今後もバージョンアップも予定しておりますので、ご期待ください!
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