設計情報

投稿者: プランニング部 2022年3月31日 (木)

MKupdate vol.7 「SPIRAL ver.2.19 アップデート概要」

2022年3月16日にアップデートしたSPIRAL ver.2.19の概要やそのポイントを
データ活用をキーワードに解説します。

記事の後半部分は参照フィールドの解説になっています。
今回アップデートで、参照フィールドがサイト機能の一部でも利用可能になりましたが、
特殊なフィールドタイプであるため、その基本とメリットを解説しました。

変更・改定履歴

  • 改定

    記事全体の構成および文章の変更

  • 改定

    参照フィールドの説明を変更

アップデートの主な内容

今回のアップデート内容は機能改善と不具合修正です。
合計31件のアップデートがありました。

 機能改善:  5件 
 ・レコードリスト / アイテムブロック拡張  
  ー ファイル型フィールド対応  
 ・レコードリストブロック拡張  
  ー リストのフィルタ設定条件に参照フィールド追加  
 ・レコードアイテムブロック拡張  
  ー 参照フィールド対応  
 ・認証エリア拡張  
  ー 更新 / 削除フォームブロック対応  
 ・レコード公開範囲の公開範囲条件抽出の拡張  
  ー ログインフィルタ / 参照フィールド対応  

 仕様変更:  1件 
 ・レコード公開範囲機能の公開条件の仕様変更  

 不具合修正:25件 
 ・アプリの検索条件保存機能の不具合修正  
 ・フォームブロックのテキストパーツの不具合修正  
 ・サイトの管理画⾯のブロック数計算の不具合修正  
  など


詳細は以下URLをご確認ください。
https://support.spiral-platform.com/news/7521.html

これだけは知っておきたい!ポイント3選

アップデートした機能の中で「これだけは知っておきたい!」というポイントを3つご紹介します。
ぜひ、ポイントを理解して、SPIRAL ver.2を活用ください。

ポイント①「参照フィールド」
今回のアップデートで、アプリ機能に加え、サイト機能の一部でも参照フィールドが利用可能になりました。
参照フィールドを使いこなすことで複数のDBをまたいでデータ活用いただけます。
今回、参照フィールドが対応したサイト機能は、以下のとおりです。
参照フィールドは、特殊なフィールドタイプなので本記事の後半部分で説明します。
ポイント②「他DBの更新 / 削除」
認証エリア(※)で他DBのレコードを更新 / 削除できるようになりました。
ログインしている認証DB以外のDB(="他DB")にも、更新 / 削除のフォームブロック設置可能となりました。
※ 会員サイトのログイン後に表示されるページだとイメージください。

他DBのレコードを更新 / 削除をする場合、これまではAPIを利用する必要がありましたが、
今後はローコードで構築することが可能になります。
ポイント③「ファイル型フィールド」
DB内の電子ファイルを公開しダウンロードすることが可能になりました。
詳細は以下URLのリファレンスを参照ください。
https://support.spiral-platform.com/function/function-app-manage/20.html

今後もデータ活用の核になる!?参照フィールド

参照フィールドの基本

同一アプリ内にある別のDBのレコードをマスタとして参照して、レコード同士をデータ連携させることができるフィールドタイプ

引用元:SPIRAL ver.2 サポートサイト
上記はサポートサイトの記載を一部抜粋したものです。このまま理解しても問題ありませんが、イメージとしては、
「別のDBからレコードを参照してセレクト・マルチセレクト項⽬の選択肢のように利用できる」ものとご認識ください。
メリット
別DBから参照するので最新のデータを参照します。
データを変更すると参照先のレコードでも変更後のデータが自動で参照されます。

また参照フィールドを入力・更新するときマスタのデータにない値は、
入力値にすることはできませんので予期しないデータがDBに入る心配もありません。
※ver.2.19ではアプリ機能でのみ利用可能です。

たとえば、下図のように社員DBに所属部署のデータを登録するときに利用します。
参照しているデータは部署DBに格納されているレコードです(経営企画部、人事総務部など)
部門名を変更したい場合は、部署DBだけ変更すればOKです。

社員DBの所属部署のデータは変更後(最新)の情報が参照され、社員それぞれのデータを変更する手間は不要です。
所属部署を登録・更新するとき、部署DBのレコードに合致しないものは登録を受け付けないため、
存在しない部門名や誤字脱字を防ぐことも可能です。
つまり、参照フィールドのメリットは、データ登録・その後の更新といった管理の手間の削減にあります。
参照フィールドは今回だけでなく今後もアップデートし続けます。そのため、今回のアップデートにかかわらず、
参照フィールドの基本とメリットは重要な内容です。ぜひ理解ください。

まとめ

最後に本記事の内容をまとめると以下の通りです。

・今回のアップデートは合計31件の機能改善・不具合修正
・知っておきたいポイントは3機能の改善(参照フィールド、他DBの更新 / 削除、ファイル型フィールド)
・参照フィールドの基本とメリットを理解することが重要
今回のアップデートはデータ活用の幅、広がる内容となっています!
みなさんもぜひ、今回のアップデートで改善・変更した機能を触ってみてください。

SPIRAL ver.2.19のアップデート内容を網羅したい方は以下URLを参照ください。
https://support.spiral-platform.com/news/7521.html
解決しない場合はこちら コンテンツに関しての
要望はこちら